2009年07月09日

菜園オールスターズ115/新人エダ子と、るこう草の花

<b090708a.jpg

○わずか3日で登場、エダ豆の新芽

 まるで畑のオタマジャクシといった風情でしょ?
 エダ豆エダ子たちです。
 ネズミの盗人に食い荒らされたおかげでせっかく育った枝豆を食べそこなってしまったのが悔やまれ、おトキさんが日曜日に、残っていた種(豆)をすべて撒いたのでした。

 春蒔きのときには種豆に水分を含ませたのですが、今回は「面倒だから、いいわよ」(おトキさん)

 ところが、気温が高いうえに水分も豊富なせいか、発芽の早いこと。
 昨日の朝、菜園を見回ると、少し離れた位置からでもこのプランターの土がところどころ盛り上がっているのが見えました。
 よもや、ネズミに掘り返されたのではと心配になって慌てて駆けつけると、種豆が自力で土を押し上げていたのです。

 土の隙間から覗いた新芽たちの、大きな頭(豆)と、か細い茎。
 それで土を持ち上げている様子が何とも健気で、見ていると感動してしまいます。
 動物も植物も、そして人間も、生き物の命の尊さ、重さは等しいのだと、つくづく感じまものでした。
  
 
 その新芽たちが、わずか1日の間に頭上の土をすべて押しのけ、ここまで伸びてしまったとは!

b090708b.jpg

 このあと、どれほど加速度的な成長を見せるのか、興味津々です。





○グリーンカーテンの助っ人、るこう草

 ツルものを屋上菜園のフェンスに絡ませて少しでも涼を取ろう。
 そんな下心も手伝って、夏に向けて朝顔、ゴーヤ、フウセンカズラを何鉢も作っていますが、今年はおトキさんが、るこう草なる新人を連れてきました。
「スーパーの園芸品コーナーで格安で売ってたのよ。しょぼんとしていて、誰も買い手がいないのかと思ったら、可哀そうになっちゃってさあ。ツル系だから、グリーンカーテンになっていいし」
 てな具合に、いつも新住民を菜園に連れてくるのがおトキさんです。

b090708c.jpg


 るこう草はヒルガオ科の1年草だそうな。
 原産は南アメリカ。
 星形の小さい花を咲かせるとのことで、待ちに待った初花は7日に咲いたのですが、9時近くに菜園に出ていったときには、すでに咲き終わって花を閉じておりました。

 早朝に咲くのだろうか。
 そうだとすると、おトキさんもキッタンも、開花を見ることはできないよなあ。

 と、がっかりしたのですが、今朝はかなり長い間咲いていて、しかも、8時過ぎと9時過ぎとでは花の向う方角が少し変わっていたようです。
 そのおかげで、この写真が撮れたわけでして。

 
 さて、キッタンは、あすは仕事で朝からユニバーサルデザインの講座。
 そのための宿題がさっぱり進まず、ついついブログに寄り道した次第。
 明日、早起きして宿題をしなければ!



PS.
 本日、ついにネズミを捕獲しました。
 といっても、すでにあの世に旅立った後ですが。
 夕刻、強風で倒れた梅の鉢を起しに菜園に出て、ついでに見回ったところ、予期せぬネズミの姿に出くわして、大きなショックを受けたキッタンでした。
 
 さんざん殺鼠剤を蒔いておきながら、よもやその効果が目の前に具体的な形で現れるなどとは思いもしなかったからですが、それだけでなく、後ろめたさを感じたからでもありました。
 ゴキブリや根切虫なら殺せるくせに、さすがに生身の肉体が命の抜け柄となっているのを目にすると、「殺す」という行為がリアルに迫ってきます。
  
 そのため、片づけなくてはいけないと頭では分かっていても、生理的にキッタンには実行ができず。
 それでいながら、菜園に亡骸のあることが頭から離れなくて、何となく居心地の悪い時間を過ごしておりました。


 ところが、夜、帰宅したおトキさんは、荷物を置いて着替えると食事もとらずに仕事場に来て、「さあ、始末しよう」と、菜園に出て行きました。
 ええ? マジ?
 あのネズミを始末するの?


 しかし、おトキさんは怯むこともなく、2つの箒を使って地面に敷いた新聞紙へとネズミの亡骸を移すと、「ごめんね、成仏してちょうだいね」
 そして、テキパキと新聞紙でくるんだのでした。

 「よくできるわねえ。あたしなんか、とても駄目」とキッタンが言いますと、
 「だって、放っておくのはかわいそうじゃないの」
 とおトキさん。
 「ネズミにだって生きる権利はあるのに、私たちの都合で私たちが殺したんだよ。せめて、ちゃんと始末してあげなくちゃ」

 たしかに、おトキさんの言うとおりだよなあ。
 

 菜園を始めてから、「命」というものについて考えさせられる機会が増えたおトキさんとキッタンです。


 
posted by ゆのじ at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

入谷の朝顔市、なかなかの賑わい

b090707g.jpg

○速報!! 入谷の朝顔市・・・なんちゃって

 行ってきました、入谷の朝顔市に。
 よりにもよって、おてんとうさまが中天でギラギラ照りつけている昼時、墨田区から言問通りを早足で歩いて30分強。

 けっこうな人出でしたねえ。
 というより、言問通りの車両通行止めがされていないために、人の歩くスペースが限定されてしまって混雑著しいのです。

 言問通り沿いの歩道は一方通行で、行きは入谷の交差点から係員に横丁へと誘導され、裏通りをぐるっと回って鬼子母神へ。
 そこまでの途中に見るべき朝顔の屋台はなく、まるで楽屋裏を通っているといった感じです。

 交通事情や歩行者の安全を考えての措置と分かっていても、機能優先がすぎて、ちょいと無粋な感じ否めず。

 鬼子母神でのお参りを終えて歩道に出れば、これがまた人、人、人の鮨詰め状態で、ゆっくり露店を冷やかすこともできないのでして。


 土日などの休日に車道を通行止めにして、広々とした歩行スペースを確保していた朝顔市が懐かしく。

 もっとも、歩行者天国にすれば、見物客は路上に屋台の食べ物を食い散らかし、ゴミ箱以外のところに平気でゴミを捨てるなどして、どこもかしこも汚し放題ですから、あとの始末が大変なのでしょうけど。

 b090707h.jpg

 写真上の品種は、「団十郎」でしたか。
 朝顔の販売もエコを意識しているようで、こんな看板をあちこちで見かけました。

 今年は朝顔の品種が一段と豊富(ただしここ1,2年はご無沙汰しているので、数年前との比較にすぎませんが)。
 夕顔も売っていました。
 昼時ともなると朝顔は大部分がしぼんでいますが、青い夕顔は生き生きとしていました。

b090707i.jpg

 鬼子母神の境内では、こんな手ぬぐいも販売。

 
 余談ながら、入谷から再び言問通りを引き返して合羽橋の道具街に出ると、朝顔の鉢を下げた人たちがけっこう流れてきていました。
 食器店の中にはセールを行っているところもあるので、ウォーキングついでに寄ってみる手はあります。

 合羽橋の言問通り寄りには「合羽橋」という、コーヒーのなかなか美味しい店もありますよ。

 朝顔市は明日も開催しています。
 (ついでに言うと、木、金曜日は浅草寺のほおずき市)
posted by ゆのじ at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 墨田区&下町歳時記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

菜園オールスターズ114/八重咲きハイビスカス、初咲き!

b090707a.jpg

○赤々と、八重咲き

 ネズミの害が気になって、起き抜けにパジャマのまま、髪さえ梳かさず菜園に飛び出したキッタンでしたが、昨晩、新たに置いた殺鼠剤が食われた形跡はなく、まずはホッとひと安心いたしました。

 そこでぐるりと菜園を見渡せば、おお、今年初の八重咲きビスカが!
 久々に雲間から現れた朝日に合わせたかのように、大きく咲いておりました。

 強い日差しを反射してやや薄い色に写ってしまいましたが、肉眼ですともっと濃い朱赤です。
 花びらが案外薄く、縮緬のように細かいひだが入っていて、よくよく見ると繊細なつくりをしています。

 昨年までは元気だったオレンジ系のハイビスカスが冬をうまく越せずに枯れてしまったため、今夏を彩る大リンとしては、この八重咲きが期待の星。
 じゃんじゃん咲いて、楽しませてちょうだいねー。
 

○ところで、キノコのその後

昨日ご紹介したキノコの中に、ナメコみたいな3姉妹とおトキさんが気に入っただるまみたいなのがありましたよね。

b090707b.jpg


 あれ、こんな風にスリムに育っていました。
 白鳥や蝶のように、赤ん坊のときと成長後の外見が大幅に異なる生き物は少なくありませんが、このキノコも、そのよい例でしょうね。

b090707c.jpg


2頭身ぐらいのずんぐりむっくりな子供だったのに、わずか1日でこんなにも色白のスラリとした大人になるとはねえ。
 
 柄がひょろ長くなって頭部の重みを支えられないために、ほとんどのキノコはカサがもげ落ちて柄だけになってしまっているのですが、このキノコだけは、かろうじてカサとつながっておりました。



○アスパラは来年までお預け

 アスパラガスはマイペース。
 ときどき風にあおられて地べたに倒れているので、大丈夫かしらと心配していると、いつの間にか体勢を持ち直していて、ごらんのように空に向かってすっくと伸びています。

b090707d.jpg


 苗で購入したので、1年ものかと。
 それで今年は目いっぱい成長させ、来年あたりからいただこうと、楽しみにしている作物です。
 とは言いながら、つい先日、1本だけちょいと試食。
 この細さですから味わうまではいきませんでしたが。


○最後は勝手にトマ子

b090707e.jpg

 以前、ご紹介した”勝手にトマ子”。
 知らぬうちに芽が出て、勝手に育ったトマトです。
 土が思いっきり少ないにもかかわらず、縦にも横にも、よくぞここまで成長したものと感心していたら、次々に花が咲きまして。

 
 さらに、さらに!

b090707f.jpg

 こんな具合に、実までしっかりたっぷりつけていまして、ぐいぐい成長中なのです。



 これまで、この菜園とトマトとの相性はめっぽう悪く、苗が育ちにくいうえに実があまりつかなかったのです。

 ところがどういうわけか、この”勝手にトマ子”は青々と茂ったばかりか、鈴なりに結実しているのです。
 なにゆえ、こんな嬉しい異変が起きたのか。

  
 このプランターは、朝日がよく当り、熱が籠らない場所にあって、土も乾きにくいので、それらが好結果を導いているのではないかと考えるのですが、いかがなものでしょうか。


 さて、今日は七夕。
 そして、入谷では朝顔市が開催されています。
 本日は晴天だから、洗濯物を干しっぱなしにしておいても大丈夫だろうな。
 よし、今のうちに朝顔市に行ってこようっと!
 そのレポートは、またあとで。 


 







  
posted by ゆのじ at 11:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

菜園オールスターズ113/キノコ来訪!!

b090706f.jpg

○いろいろなキノコが来訪

 ネズミ騒動のいまだ続く屋上菜園ですが、雨がおもしろい道連れを伴ってきました。

 ここ1週間ぐらいで寄宿した珍客、キノコのご紹介。

 上の”3姉妹”はトマトのプランターに昨日出ていたものです。
 このタイプのキノコはよく表れます。
 タマゴダケの一種でしょうか。
 キノコ図鑑をもっていないので、名称等、不明。


b090706a.jpg

 これは、3日金曜日の夕刻、ローズマリーの鉢で発見した新規客です。
 しかも、手前にもいくつも出てきていました。
 冒頭のキノコが小豆ほどの大きさだとすると、このキノコのカサはかなり大きく直径が2センチくらいはあったかも(サイズは測り忘れた)。
 見慣れぬ品種で、1度ぐらいは立ち寄ってくれたことがあるかもしれませんが、こんなに群生したのは初めて。

b090706b.jpg

 上のキノコと質感、色合いが似ていますが、カサが卵状をしています。
 これ、お目見えは2度目。
 2度ともイチゴの鉢にできていました。
 カサの高さが1センチ以上あって、全体にずんぐりとして愛嬌があります。
 メレンゲか何かのようで、見るからにおいしそうですが、はたして食べられるのかどうか・・・、

 上のキノコのお子ちゃまバージョンが下の写真。

b090706c.jpg

 イチゴの鉢の隅っこに、頭を寄せ合うようにしていて、お正月の鏡モチか雪だるまかといった風情。
 ただし、超小型でして、カサが小豆よりちょっと大きい程度のサイズでした(目測なので当てになりませんが)。
 色が黄色っぽく見えるのは写真のせいではありませんで、肉眼でも上の親玉キノコに比べるとクリーム色が強く見えます。


b090706d.jpg

 こちらはおトキさんが気に入ったキノコ。
 冒頭のキノコと同種だと思うのですが、柄の部分がなく、座布団を敷いて地面にぺったり座りこんでしまったかのようです。
 メタボなキノコ?

b090706e.jpg

 おトキさんお気に入りのキノコと冒頭のキノコは、こんな風に散在していました。
 とりわけ冒頭タイプのおちびちゃんたちは、親なのか親分なのか、大きなキノコの傘の下に集まっています。

 大きなキノコを引き抜くと、一緒に小さいのもくっついてきました。
 ということは、このキノコとちびのキノコとは同じ品種ということでしょうか。

 それにしても、どうしてこんな風にキノコが出てくるのか不思議ですねえ。

 ときどき、新種が現れるのも不思議。
 いったい何が作用して、これまでと違う生命がこの菜園の土に誕生するのでしょうねえ。

  



 











 


 続きを読む
posted by ゆのじ at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

菜園オールスターズ112/西洋朝顔、雨ニモ負ケズ

b090701d.jpg

○襟足?も美しい西洋朝顔

 昨日に続き、西洋朝顔です。
 毎朝、せっせとよく咲いてくれるんですよ。

 それで、今朝はネズミによる被害状況をチェックするついでに(それについては「追記」で)、ちと観察してみました。

 青紫色、と昨日は書きましたが、日差しの下では水色に近く、今朝のような曇り空では濃い青色に見えます。
 
 花は正面から眺めるのが普通なんでしょう。が、キッタンは後ろ側からの風情も好きでして、ついつい、こんな写真から始めてしまいました。

 では、正面から。
 一昨日5輪、昨日は数え忘れました。
 今朝はまた5輪。
 同じ株ではなく、1株1輪の割合です。
 (1つのプランターにかなり多数の種を撒きました。最初は本葉が出たら間引くか移植するつもりだったのですが、不精してしまい…)

 b090701b.jpg

 これは青みが多いもの。
 ここまで青色寄りの花は珍しいかも。



 お次は、

 b090701c.jpg

 こちらは白みが多いですね。
 しかし、よくよく見ると白い部分には小さな斑が入っております。

 西洋朝顔を眺めていると、どういうわけか黒田清輝の絵画「湖畔」が重なってきます。
 浴衣姿の女性がうちわをもって湖畔に座っている、あの有名な作品ですね。
 
 ある日、単なる連想でなのか、「湖畔」の絵が脳みその後ろのほうに初めて浮かんできたのですが、すると、西洋朝顔を目にするたびに、その絵が条件反射のように脳裏に現れるようになりまして。
 浴衣の柄がこの朝顔の模様と酷似しているというわけではなく、漠然と色合いが似ていることから、キッタンの頭の中で勝手に繋がったイメージにすぎないのでしょうか。

 もっとも、少し考えてみるに、「湖畔」に描かれた女性は体格が大柄で、キッタンの中では日本女性よりは浴衣を着た西洋の女性に思える。
 一方の西洋朝顔も、花は比較的大柄で、それがあたかも、西洋の花が和風の地味な模様をまとってるかに見える。
 というわけで、表面的な類似とは別の共通点が無きにしもあらず。
 その辺に脳が反応したのかも。
  
 いや、これはキッタンの下らぬ、こじつけですか。



  
b090701f.jpg

 咲いているときは青いこの朝顔、花を閉じると青の部分がご覧のように赤紫になります。
 それだけでなく、午後の遅い時間にまだ少し花を開いているようなときには、青い筋の一部が赤紫色に変っていて、朝とはまた違った模様が楽しめます。
 
 桔梗朝顔も、青紫の花の場合は、次第に赤紫化していきます。
 自然界、とりわけ花の世界では青は貴重な色素だそうですから、その分短命なのでしょうかね。


 こちらは西洋朝顔のツル。花芽もたくさんついています。


b090701g.jpg


  

続きを読む
posted by ゆのじ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

菜園オールスターズ111/狙われた枝豆エダ子!!

b090629a.jpg

○またもや犯人はネズ公か、
 エダ子、無惨な姿


 事件の第一発見者の受ける衝撃とはこういうものでしょうか。
 今朝、枝豆エダ子の実り具合を確認しようと、外側の株のサヤを手にとって、ショック受けたキッタンは、さらに、葉をかき分けて上記の写真の光景を目の当たりにして、言葉にならぬ怒り、絶望で、がく然としてしまったのでした。
 む、酷すぎる、いくらなんでもひどすぎる・・・


 「早生枝豆白鳥」のサヤが膨らみを増してきて、
 「そろそろかしらねえ」
 「いつ、収穫しようかねえ」
 などと、おトキさんと喋っていたのが、土曜日のこと。
 試しに2鞘ほどを簡易七輪に乗っけて焼きまして、試食しましたら、これが豆の味、濃厚で、今年も枝豆は順調に育ったワイと、大変喜んでいたのです。

 ところが、その喜びもつかの間。
 ここまで激しく、食い荒らされてしまったとは!

b090629b.jpg

 その食い荒らし方から推察するに、たぶん、盗人はネズミでしょう。
 実は「金曜日の夜に、お宅の外壁をネズミらしき黒いものがのぼっていくのを見た」と、隣のおばさんが土曜日にわざわざ知らせてくれたのでした。
 
 梅雨時と9月末から11月にかけての雨の時期にネズミが出やすいことは、経験上わかっていたはずなのに、うっかり対策を怠っていました。
 というのも、ネズミが顕著に出没しはじめたのは、近所でマンション建設のために地所が掘り返されていた時期。
 マンションが完成した昨年はネズミの害を免れたもので、前後関係から考えて、もう大丈夫だろうと油断をしてしまったわけです。


 しかし、ネズミは戻ってきた。
 同じ個体ではないにせよ、ネズミの習性が、この菜園の存在をいち早くキャッチしたのでしょう。
 動物の本能の鋭さ、貪欲さには恐れ入ってしまいます。

 しかも、その食べ方の小癪なこと。
 背の届かないらしい豆には全く手をつけず、地面に近い低い位置の、大きな豆の入っている鞘のみを集中攻撃。
 そして、中身をきれいに平らげてしまっているのですから、憎らしいったらありません。

 ああ、この枝豆で、今夏もおいしくビールがいただけると、おトキさんもキッタンも、それはそれは楽しみにしていたのに・・・。
 悔しいというよりも、どうしてそんな風に人のものを横取りしてしまうのだろうと、なんだか悲しくなってしまいました。
 人もネズミも、自分のことしか考えないんだなあ、と。
 
  

○これで防げるか!

b090629c.jpg

 しかし、恐れ入ってばかりはいられません。
 取り急ぎ、防御ネットで株の周囲を囲いました。
 金網の上の縁を切りっぱなしにしたもの。
 前回はこれでどうにかしのぎましたが、さて、今年はいかに。
 ネズミはすぐに知恵をつけるから、案外、この程度ではあっさりクリアしてしまうのではないですかね。

b090629d.jpg

 それに、いくらネズミから守るためとはいえ、これでは囚われの身さながらで、エダ子たち、なんだか窮屈そうです。


 菜園では、今年は作物が好調で、キュウリはすでに4本を収穫しました。
 5本目が早くも大人になりかけています。
 ”勝手にトマ子”は10粒ほど青い実をつけており、ブラックベリーも今、茶色が濃くなってきたところ。
 さらに、ブドウが小さい房ながらもゆっくり育っていまして。
 これら全部がネズミの歯牙にかかる危険にさらされているわけで、なんとか対策を考えねなりません。

 町の中で擬似的な自然をのんびり楽しめればいいなあ、ついでに新鮮で美味しいものがちょっとばかり食べられればありがたいなあ。
 そんないたって暢気な気持ちで始めた菜園なのに、ここではのどかな日々ばかりではなく、外部からの侵入者との戦いも待っている。

 もう少し互いに譲り合って共存できないものかしらねえ、などと考えるのは、平和ボケしたキッタンの甘さでしょうか。


 ”お口直し”は西洋朝顔。
 ほかの朝顔に先駆けて、先週から咲き始めました。

b090629e.jpg

 種の生産地はオランダだそうです。
 ”西洋”なんて肩書きのわりには、白地に青紫のストライプというシンプルでおとなしい模様で、藍染の昔ながらの浴衣を彷彿させて涼しげです。
 1輪1輪、青紫の入り具合が異なりまして、一昨日あたりは、圧倒的に白の多い花が3輪咲いていたのですが、今朝は3輪3様。

 それにしても、暑い。
 今日は雨ではなかったか・・・
  

 
 

 

 



 
  

 
  
  続きを読む
posted by ゆのじ at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

菜園オールスターズ110/ブドウ、エダマメ、大きくなーれ!

a090613a.jpg

○期待の新人、ブドウのブー子

 新人−−といっても、昨年オトキサンが購入したもの。
 実のついたのを買い、何粒か食べて、とりあえず満足。やがて葉が枯れ、丸裸になりました。

 今年になって、ピンクがかった若葉が出てきたのは何時ごろでしたかねえ。
 それからツルが出て、カマキリのギャルソンてな風体になり、花は咲いたのですが、キッタンにとっての繁忙期にあたっていたせいか、とんと印象がないのです。
 (写真は撮っているんだけど、探すのが面倒で)。

 花びらが落ちたのは何となく記憶にあり。
 やがて気づかぬうちに、大きな葉の間に小さい実の連なりが出来ていました。

 そしてゆっくり大きくなり、ここ2週間ぐらいで成長の加速度がついたような。

 ブドウの若緑色、ゆるやかな丸みを見ていると、神々しささえ感じられ、太古の人たちがブドウを酒にして飲み、神殿に供えた気持ちが分かります。


○エダ子は、やや不調

a090613b.jpg

 エダマメのエダ子(早生)は、2週間以上前から鞘をつけ始めました。
 葉がとんでもなく茂っていたもので、これも花が咲いたのに気づかず。
 葉枯れを起こしていたのと、中に日を当てるためもあって、葉を間引いていましたら、もう、鞘が!
 驚きましたねえ。

 これまで育てたどの品種のエダマメよりも株の背が低いのは、5月から6月にかけてころころと変わった天気のせいなのか、それとも品種の性格なのか。


○勝手にランデブー?
 ダールベルクデイジーに突然異変


a090613c.jpg

 これ、なんだと思います?
 マーガレットじゃないかって?
 なんと、ダールベルクデイジーなんですよ。
 写真では分かりにくいけれど、回りに群生しているのがダール。
 それと茎も葉も同じなのに、花だけが違うのです。

 なぜこんな突然変異が起きたのでしょうか。
 
 実はすぐそばにマーガレットの鉢がありまして。
 虫がそこから花粉を運んできたのでしょうか。

 ちなみに、ダールベルクデイジーの花びらは

a090613d.jpg

 





一方、マーガレットは




a090613f.jpg

マーガレットの花は直径が5センチぐらいありますが、ダールは1.5センチぐらい。

 ついでに言いますと、屋上菜園ではこんな具合にいろいろと予想外の出来事が起こります。
 
 勝手に出てきたトマトが成長著しいと以前、書きました。
 今ではすっかり葉が繁り、花芽をつけています。
 
 どこから運ばれてきたのか、つる性の草が「勝手にシソ」プランターで同居を始めたし、ラベンダーが何時の間にか、チェリーセージの根元に小さい小さい芽を出しているし、鳥の落としダネらしいアジサイは、1ヶ月で異常なほど成長しているし。


 とどめはこちら、四葉のクローバーです。

 a090613g.jpg

 今年は茎が太く、葉も巨大といっていいぐらいに大きくなって、すげーなーと感心したのもつかの間、花が呆れるほどたくさん、つきました。
 しかも当菜園の場合、このプランターが5個じゃきかないぐらいあるんですから、今や、「あっちにもこっちにも四葉のクローバー花」状態。

 朝、菜園に出ると、花の群れがわやわやと風に揺れて、楽しいっちゃ楽しいですけどね。

 
posted by ゆのじ at 19:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

菜園オールスターズ109/ラズベリー、。今日はこんな色に!

a090527a.jpg

○たった1日でここまで赤くなったラズ子

 ラズベリーの果実は、成りたてはぼこりを被ったような色。
 それが昨日は果実らしくなったかなと思ったら、今朝はごらんのように、こんなに赤く染まっていました。
 熟したというべきか。

 これでも食べられなくはないけど、かなり酸っぱいはず(経験済み)。
 若々しい赤が、黒インキを混ぜたような透明で濃い色になれば、食べ頃です。
 実をつまむとホロッと自然に取れ、ときには果汁がにじみ出てくることも・・・なんて、ついつい先走ってしまいました。


 それにしても、1日でこんなに色づくものかと、改めて感心。



○ブラックベリーは濃厚な緑

a090527b.jpg

 ついでに、ブラックベリーの実の様子も。
 昨日の、花陰に覗いていたものとは違う茎についていました。
 最初から緑色で、粒もラスベリーより大きく、1粒1粒の表皮が肉厚な感じがしますね。
 また、現状ではサイズ的にはラズベリーと大差ありませんが、やがて粒自体も育って、全体として大きくなります。
 つまり、食べでがあるというわけで。
 もっとも、ラズベリーのほうが分かりやすいというか馴染みやすい甘さで、老ママリンは、昨年はもっぱりラズベリーに色目を使っていましたが。
 

○レタ子まで咲いちゃった 

a090527c.jpg

 最後はリーフレタスの花。
 菜の花やチンゲンサイの花とそっくりですねえ。

 リーフレタスは株ごとはなく、大きくなった葉を採って食べるようにしていたのですが、すると何時のまにか密集したレタスの葉の間から、葉よりほんの少しだけ緑の勝った黄緑色の縦長の花芽が現れ、やがてぐいぐいと茎が伸びてきて、ごらんのとおり。

 葉もかなり大きくなり、トウが立ってやや硬くなってしまいました。
 ま、オトキサンやキッタンが食べる分には問題ありませんが。

 余談ながら、手前の花も”勝手に”住民。
 粒も一つ一つが淡いクリーム色の小さい花になります。
 なかなか愛嬌があるもので、強制退去をさせず、プランターの彩りとして楽しんでおります。


 おっと。
 こんなことしてちゃいけなかったんだった。
 
posted by ゆのじ at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

菜園オールスターズ108/”勝手にトマト”、はつらつ!

a090526a.jpg

○1年たって、ようやく菜園デビューのトマ子

 かつて、ど根性大根が話題になりましたね。
 こちら、屋上菜園では”勝手にトマ子”。
 予期せぬ場所に、いつの間にか(ミニ)トマトが育っておりました。

 実は、昨年、育苗ポットに20指に余るほどのミニトマトの種を蒔きまして。
 しかし、発芽したのはわずか3株程度でした。
 後の種は待てど暮らせど出てこないもので、ついに諦め、しかし、土を捨ててしまうのはもったいないので、ユーズド・ソイルの寄せ集まったプランターに種の入ったまま育苗ポットの土を放り込んでおいたのでした。


 このプランターから芽が出てきたのは春のいつごろだったでしょうか。
 「マリーゴールドかな。でも、トマ子に似ている!」と真っ先に言い出したのはオトキサン。
 しかし、種つきの土を入れたことなどすっかり忘れていたキッタンは、「ありえないよ」と全面否定し、マリーゴールド説を支持しておりました。
 マリーゴールドは昨年、たくさん株が増え、花が乱れ咲き、それが枯れると風の力を借りて、あちこちに種を散らしていたのを、キッタンはこの目で見て確かめていたからです。

 が。
 長ずるに及んで、その葉の形にも伸び方にも、否定しようのないトマトの特徴が。
 
 いやはや、驚きましたねえ。
 昨年の春に蒔いた、というよりは捨てた種が、1年たって芽を出すとは。
 
 さらに驚くのは、成長がよいこと。
 種に対して大器晩成と言うのもおかしな表現だけれど、ともかく、1年近くの長きに渡って土中生活に耐えたおかげで、地上に出た途端に、蓄えたエネルギーが爆発したのでしょうか。

 
 この”勝手にトマ子”に比べると今年の春、育苗ポットで発芽したトマ子(これはトマ太郎だったか)は、育ちがややスロー。


a090526b.jpg

 こちらがその苗です。
 オトキサンがせっせと育苗ポットに種まきしたのが4月12日。
 発芽がいつだったか、メモしそこねてしまいましたが、その後、暑かったり、急に寒くなったり、大雨が降ったりと、ころころ変わる天気に翻弄され、ときには双葉の先を黄色く枯らしたり、育苗ポットの中で倒れ掛かったりしながら、ここまで育ってくれました。

 茎も葉も整っていて、ルックスもなかなかいいんですが、”勝手にトマ子”のダイナミックな葉の茂りっぷりを見た後では、ひ弱な感じが否めません。


 それにしても、”勝手にトマ子”が根付いた土壌は昨年の使い古しで、養分も大して残っていないように思うのですが、この生育の勢いの良さは何によってもたらされているのでしょうか。

 一方で、育苗ポット出身のトマ太郎は、育苗時代はもちろん新しい土、プランターの土壌もトマト用にキッタンが新しい槌や肥料をブレンドしたスペシャル・ソイルなんですけどねえ。


 ついでながら、ユーズド・ソイル・プランターは他にもいくつかありまして、一度使った土を捨てるのがもったいないので、少し休ませているわけですが、その一つでは、トマトとシソの”勝手に混植”(混浴ではありませんよ)が進んでいます。
 下の写真がそれ。


 a090526c.jpg

 コリアンダーのこぼれダネも芽を出してたか。

 シソは、昨年の春からずっと育てていたものが恐ろしいほど種を飛ばしまくっておりまして、バラやラベンダーといった花鉢にもいつのまにか入り込み、続々と育っています。
 何やら、菜園中の鉢とプランターが残らずシソの軍団に占拠されつつある様子。

 そのくせ、新たに蒔いた紫シゾの種は、なかなか発芽しないんですよねえ。
 
○オマケはベリーたちの近況 


a090526d.jpg

 緑色ばかりでは単調なので、花の写真も載せておきます。
 上はブラックベリーの花。
 ちりめんのようにチリチリとした花びらは、案外もろくて風に散りやすいのですが、今日は4つぐらい咲いていましたか。
 2つの花の奥にはまだ青いブラックベリーの果実も覗いていて、今から楽しみですねえ。

 最後は、ラズベリーの実。
 今年はラズベリーの実りがめっぽうよく、オトキサンの話だと、現状で80粒を超えるそうな。
 昨年秋に収穫した後、枝の切り戻しをかなりしまして、さらには脇に出ていた新株を鉢分けしてやったのがよかったのかでしょうか。
 2鉢の新株もたくさん実をつけています。

 a090526e.jpg







 
posted by ゆのじ at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月11日

菜園オールスターズ107/根切り虫との仁義なきバトル!

a090511a.jpg

○今年は春から根切り虫の絶え間ない攻撃

 やられた!
 何がって、ブルーベリーが。
 何者にかって、タイトルどおり、根切り虫に。

 
 昨日の日曜日、オトキサンがこの緊急事態を発見しました。


 久々の日本晴れで、”洗濯大特集”と化した我が家では、オトキサンとキッタンとで、朝からせっせとベランダ兼屋上菜園での洗濯物干しに励んでおりました。

 と、一段落して庭を見回っていたオトキサンが、
 「ブルーベリー、やばくない? 根切りが居そうだよ。土、見てよ」
 「えー? まさかぁ」
 暢気に答えてブルーベリーの鉢を覗いたキッタンも、たしかに怪訝に感じました。

 オトキサンの言うとおり、土の表面がティースプーンか何かでせっせと掘り返されたかのように、フワフワと浪うち”浮き足立って”いるのです。

 「まさかぁ」と、それでもまだ半信半疑のキッタン。
 しかし、オトキサンが幹を引っ張るや、するっと株が持ち上がってしまいました。
 それでキッタンもヤバさマックス状態であることに気付いたのでして。


 大急ぎで鉢から株を引き抜くと、居ました、居ました、よく肥えた根きり虫が、土中のあちらに1匹、こちらに1匹、これ以上は太れないんじゃないかってぐらいにムチムチとした胴体を前屈みにして、身もだえしています。

 一方、ブルーベリーの細根は影も形もなく、幹の延長のような根元の太い根が申し訳程度に残っているだけ。
 その太い根の間にも彼らはしっかと潜り込んでおり、今や、ブル子(すいません、ブルーベリーの我が菜園でのニックネームなもんで)の生命、危機一髪!
 いやあ、気付いてよかった。


 今年はブルーベリーの花つきは非常によく、大収穫が期待されました。
 ところが、花が落ちた後に残った青い果実の多くが枯れ始めまして。
 受粉がうまくいかなかったのだろう程度に思っていたのですが、オトキサンは、それだけではないようだ、もしや根切りにやられているのではと、心密かに心配していたんだそうです。
 そして、悲しいかな、その予測が的中したというわけです。

 いやはや、キッタンの大不覚。
 毎日のように見回っているのに、気付かなかったんですからね。

 
 
 根切り虫が出た場合はどうするのか。
 当然ながら退治をいたします。

 キッタンはたちまちシャベルを割り箸に持ち替え、自称根切り虫バスターズ、又の名を、害虫の殺し屋割り箸五十斎に変じたのでありました。

 それはまあ大げさにしても、根切り虫の退治方法としては捕殺以外に手がありませんから、1匹々々、割り箸でつまみ出し、木酢液を薄めたものに落とし込むという、なんとも原始的で残酷な方法を取っています。


 最初のうちは、うごめく姿を目にしただけでゾゾっとし、オトキサンもキッタンも、互いにこの作業を相手に押し付けようとして謙譲の美徳を装った自己保身的な譲り合いを続けたものですが、人間の慣れとは根切り虫より残虐ですね。
 今では二人とも率先して割り箸を持ちます。

 今回の場合は、オトキサンのほうがブル子の土作りがうまいので、虫退治は自ずとキッタンの仕事になったのでした。


 ブル子に悪さをしていた根切り虫は計6匹ぐらいでしたが、成金のような見事な太り方でなんとまあ、憎たらしいこと。
 キッタンは迷うこともためらうこともなく、彼らを処刑場へと送りました(ほんと、残酷ですねえ)。


 付け加えれば、根切り虫の巣くっていた土は、もったいないので捨てず、数時間天日干しをし(いい具合に晴天だったし)、薄めた木酢液を振って寿司飯状態にしてビニール袋に密閉(まではいかないかな)しました。これで数ヶ月間置いておけば、また使えるのではないかと思います。
 
 かくして、割り箸五十斎のミッション完了。
 ブル子の救急治療もとりあえず終了し、オトキサンとキッタンは、久々の夕ビール。
 いやあ、仕事の後のビールは、美味しいです。
 


○今日はポインセチアが陥落


 一件落着・・・のはずでした。
 ところが、今日また、割り箸五十斎の出番が来るとは。

 昼過ぎのことですが、母屋のママリンからワケの分からぬ電話がかかってきました。
 「1階の鉢の木がヘンなの」
 「ヘン? どの鉢?」
 「えーと、えーと」
 要領を得ないので急いで降りていきますと、ママリンが指差したのがポインセチア。
 水遣りをしたら株が浮いてきたそうで、なるほど、見るからにグズグズ状態です。

a090511c.jpg

 幹を引っ張ると、鉢からスポッと根ごと抜けてしまい、中には、あの、にっくきデブ害虫軍団がうごめいていたのでした。

 上の写真がポインセチアの根の状態。
 細いひげ状の根は皆無に等しく、太い根もほとんど食べられてしまっています。

 それにしても、よくぞここまで食らい尽くしたもの。
 あと一時遅ければ、ポインセチアは命を落としていたかもしれません。

 しかし、こちらも間一髪で救命に成功(多分)。
 8匹ぐらいいたオデブ軍団を、文字通り根こそぎ退治したキッタンでした。


○根切り虫って?

 
 根切り虫の被害は早くも1月ごろからありまして、つい4月の26日にはラベンダーが被害にあっていました。

 しかし、これまでの場合ですと根切り虫は大小ざまざまで、比較的、鉢の底近くにいまあいた(小さい虫ほど底に近い)。
 ところが昨日、今日の根切り虫たちはすべてが見事に肥えていて、且つ、地表付近まで来ておりまして。
 
 季節的なものなのか、虫の種類が違うのか。
 気になりまして、インターネットであれこれ調べましたところ、愛媛県農林水産部森林局林業政策課のサイトで「根切り虫防除技術指針」という大変参考になるファイルに出会いました。
 少し引用させていただきます。


 それによれば、根切り虫とは「苗木の根を食害するコガネムシ類の幼虫の総称」とのこと。


 産卵期はコガネムシの種類によって微妙に差があるようですが、だいたい7月中旬ごろから8月ぐらい。
 「土中に産みつけられた卵は10〜15日で孵化」し、植物の細根などを食べて成長。
 「成長するに従って苗木のやや太い根を」食べるそうです。

 寒くなると地表から深く潜り、春になって地温が上がってくると、地表近くに出てきて根をむさぼるので、虫害としては秋と春の2回あるとのこと。

 そうか、ということは春が来て根切り虫たちが活動を開始し、のこのこと地表に向って上がってきたということか。
 


a090511b.jpg

 虫の嫌いな方には嫌悪感を催す写真でしょうが、菜園管理はキレイ事ばかりではすみませんで、今回、根切り虫の”公開”に踏み切りました。

 ボディはクリーム色っぽく、顔面の先っちょが明るい茶色。
 箸でつまむと、恐怖からでしょうか、脱糞します。
 ボディに透明感があって体内が黒っぽく見える虫も、ときどき出てきます。
 陽射しに弱いらしく、すぐに土の中へと潜っていきます。


 しかし。
 彼らを割り箸でつまみ出しながら、キッタンはときどき、考えてしまうのですね。

 世の中の命あるものはすべて、生きる権利をもっているはずではなかったか。
 とすれば、根切り虫にだって生きる権利はあるんだよなあ。

 それに、根切り虫イコール害虫という不名誉なレッテルは、人間が勝手につけたものではないか。
 彼らは好き好んで根を食べる運命を選んだわけではなく、そういう定めに生まれついてしまっただけ。
 なのに、なぜ、こうも目の敵にされなければいけないのだろう。
  

 ところが、この菜園では、彼らは自分の任務に励めば励むほど、嫌われてしまいます。
 なぜなのか。
 キッタンたちの”王国”にとっては邪魔者だからです。


 キッタンたちが愛しているのは本来の意味での自然ではなく、自分たちの好むように作った自然もどきの菜園です。

 そして、そこの王にして管理者であるオトキサンやキッタンのおめがねにかなった、ブルーベリーだのバラだのセージだのといった住民は厚遇されます。

 逆にお気に入りのものたちに悪影響を及ぼすかもしれない存在は、ことごとく排除されます。
 雑草と呼ばれる草花たちも、根切り虫と同様の立場です。
 彼らにしてみればたまたま風に運ばれて野菜のプランターの一角に居場所を見つけただけなのに、野菜の成長を妨げるかもしれないとの理由で、排除されてしまうわけです。

 雑草の場合はそれでも、オトキサンとキッタンの気分次第で隅っこに住まわせてもらうことがありますが、根きり虫やカメムシは”敵”として、徹底的に駆逐されます。

 愛する者たちを守るため−ーというのが、オトキサンやキッタンの言い分ですが、根切り虫やカメムシの立場から見たら、ずいぶんと身勝手な言い分に映りはしませんかね。
 あるいは、自分自身を根切り虫やカメムシの立場に置いて見たらどうでしょう。

 「愛する者たちを守るため」という言葉、いろいろなシーンで使われます。状況にもよるでしょうけど、実は自分本位な大義名分だよなあと、つくづく思うわけですね。 

 だからといって、もう根切り虫を殺さないなどとは間違っても誓えませんが。

 
 最後にお目直しの写真を3枚。

a090511d.jpg

 これは、ピエール・ド・ロンサール。
 4月の中旬に蕾ができ、昨日から花びらが開きはじめました。
 住民になって何年目かなあ。
 毎年、少しずつ花が大きくなってきました。
 蕾はもうひとつついています。

a090511e.jpg


 これはピナフォアといってセージの一種。
 白っぽい部分が練乳のような色をしているので、屋上菜園では「イチゴミルコ」と呼んでいます。

 最後は、ダールベルクデイジーの花畑。
 菜園のあちこちで「勝手に花畑」してくれて、手間いらず。

a090511f.jpg


 雑草と見なされてしまうこともあるようですが、そんな扱いではもったいないぐらい、菜園に彩りを添えてくれます。

 初期の頃に比べると全体的に色が濃く、花のサイズも大きくなりました。

 うわ、もうこんな時間。
 原稿、書かなきゃ。
 
 




  
 





 
 続きを読む
posted by ゆのじ at 17:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 屋上菜園記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする